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東京の家賃相場ランキング

都内の地図

東京で一番家賃が高いのは港区?東京の家賃の相場をランキングでご紹介します。

東京で生活する上で支出の大半を占める「家賃」。できるだけ毎月の支出を抑えたいと考える方々にとって、東京での家探しはとても重要な要素になってきます。地方から東京に出てくる人々にとっては土地勘も全くないため、本当に家賃が「安い」だけでいいのか?交通利便性が良いのか?周辺物価はどうなのか?などなど、わからないことだらけだと思います。

自分にぴったりの家探しをするためにも、まずは少しでも東京の家賃相場を理解することはとても大切ですので、こちらの記事が少しでもお役立ちできればと思います。

東京は家賃が高い

東京都は日本国内でも、特に家賃が高いエリアとなっています。
地方から上京してきた方は、その家賃の高さにびっくりしてしまったという経験がある方もいらっしゃることでしょう。

総務省の報道資料である「平成30年住宅土地統計調査」によると、東京の1ヶ月当たりの家賃の平均額が81,001円となっております。
また東京23区内では1Kの一人暮らし用のマンションでも、平均家賃が8万円くらいとなっており、地方から比べると倍近い金額となっていることに驚いたかと思います。

東京は人口密度が高いのにもかかわらず、土地が少ないため、どうしても家賃が高くなってしまうのです。
しかし、同じ都内であっても、エリアによって家賃には差があります。
本記事で、東京で、ワンルームから1DKの物件を借りる場合の家賃相場をランキング別にご紹介いたします。

1位:やはり港区がNo.1

第1位は港区で、相場は13万円となっています。
港区は、都心3区となっており、人口は25万人ほどの街です。
港という名前が付いている通り、東側は東京湾に面しており、ベイエリアとして有名な台場も港区に含まれています。

ITベンチャー企業や投資ファンドなどが多く入居し、ヒルズ族などという言葉も生まれた六本木ヒルズがあるのも港区です。
なぜ、港区が東京で最も家賃が高いのかというと、麻布のような高級住宅街があるからでしょう。
江戸時代には大名屋敷が多くあり、明治以降には、華族や宮家の御用地となっていました。
終戦後、そのような土地は外国の大使館になっている場合や高級住宅街となっていったという歴史があります。

昔から裕福な人たちが集まる港区は、ほかの区よりも家賃は高めとなっていますが、ショッピング施設や公園などもあり、交通アクセスもよく住みやすい街であることが魅力です。
有名人や芸能人も港区に住んでいる方が多いといわれており、東京で成功して港区に住むということはステータスとなっているのかもしれません。

2位:ビジネス街として栄えている千代田区

第2位は千代田区で、相場は12.72万円となっています。
千代田区は、皇居があることで知られている街です。
また、千代田区は、国会議事堂や首相官邸、官庁など多くもあることから、日本の中心とも呼ばれています。

さらに、丸の内や大手町などの大規模なオフィス街もあることから、日本一のビジネスの街となっているのです。昼間は多くのビジネスマンが集まりますが、夜間になると人口が少なくなるのが千代田区の特徴です。実際に住んでいる人は、5万人だといわれています。

そんな居住者が少ない千代田区がなぜ、東京で第2位にランクインするほど家賃が高いのかというと、所得が高い人が多く住んでいるからです。千代田区在住の方の平均所得は700万円以上となっており、一般のサラリーマンの平均年収よりもはるかに高い金額となっています。

昔からお金持ちの方が多く住んでいるエリアとなっていますが、日本一のビジネス街、電気街やアイドルなどのサブカルチャーで知られる秋葉原、学生の街として有名な神保町など、いろいろな面があるのも千代田区の特徴です。また、東京都内の中でも、交通の便も抜群に良いエリアであることも、千代田区の魅力といえるでしょう。

3位:意外にも高級住宅街が多い渋谷区

第3位は渋谷区で、相場は12.72万円となっています。
第2位と一緒の価格なので、渋谷区と千代田はほぼ同等と考えて良いでしょう。
渋谷区は、23区のほぼ中央エリアに位置している街です。
人口は約20万人です。

渋谷駅周辺は、おしゃれなショップが多く立ち並んでおり、日本の流行の発信地ともなっています。
若者が集まる華やかな街というイメージがある渋谷ですが、駅から少し離れると住宅街があり、神宮前や広尾や代官山などの高級住宅街もいくつあります。

松濤エリアは大豪邸が立ち並んでおり、渋谷区内でも特にお金持ちが住むエリアとなっています。
そのため、渋谷区は港区や渋谷区と同じように、家賃が高くなる傾向にあります。
渋谷区は都会的なイメージがありますが、明治神宮 御苑や代々木公園など自然を身近に感じることができるスポットもあり、暮らしやすい街でもあるのです。
山手線や東急田園都市線も東急東横線など通っているので、交通アクセスも良好です。

4位:セレブな街もある中央区

第4位は中央区で、相場は12.45万円となっています。
中央区は、日本橋区と京橋区が合併して誕生した区で、その名前の通り、東京の中央に位置しています。面積はそれほど広くありませんが、古くから商業や文化の発信地となっているエリアです。

世界中の高級ブランドが集まる銀座もあることから、セレブな街というイメージを持っている方も多いかもしれません。中央区は面積が狭いうえに、土地の価値が非常に高額であるため、家賃に関しても高くなっています。特に、勝どきエリアは再開発が進められた結果、タワーマンションや高級マンションが立ち並んでおり、比較的裕福な人が集まるエリアとなっています。

銀座がある中央区は家賃相場は高くなる傾向にありますが、デパートなどのお買い物スポットが多く、飲食店も豊富ですし、交通アクセスも良いので、利便性の高い街です。

5位:ビジネス街と歓楽街のある新宿区

第5位は新宿区で、相場は10.95万円となっています。
新宿区は、都庁がある街です。また、副都心高層ビル街もあり、日本有数ビジネス街としても有名です。

新宿駅周辺には、デパートや飲食店などたくさんのお店が集まっており、少し歩くと、日本一の歓楽街の歌舞伎町もあります。そんなさまざまな顔を持つ新宿区の家賃は、港区や千代田区と比べると少しだけ低くなっています。

新宿駅から離れたエリアですと、お手ごろな物件も多いのも新宿区の特徴です。都庁や商業施設が多く集まり、ビジネス街や歓楽街もある新宿区は、都会的な生活を送るには最適な街といえます。

6位:おしゃれな印象の目黒区

第6位は目黒区で、相場は10.92万円となっています。
目黒区は、東京23区の南西部側に位置している街です。人口は、約27万人です。

美味しいスイーツ店やカフェが多い自由が丘などもあることから、特に女性が住みたい街として人気があります。桜の名所として有名な目黒川が流れている街として有名です。相場が10万円と高めですが、学芸大学のような庶民的な雰囲気で、少し家賃が安いエリアもあります。目黒区は東京都内でも、比較的治安が良いといわれていますので、安心して暮らしたいという方には、最適な街といえます。

★その他のランキング★

その他のランキングは、

第7位:江東区

第8位:台東区

第9位:品川区

第10位:墨田区

となっています。

反対に、家賃が一番安いのは、葛飾区、江戸川区、足立区、板橋区、練馬区、中野区などです。
これらのエリアは、平均相場が約6万円から7万円ほどとなっていますので、23区内でもお手ごろ感があります。

このランキングは23区のみとしていますが、東京には立川市、町田市、八王子市などの街もあります
都心に出るのに少し時間がかかってしまいますが、23区内よりもかなり安い価格となっている物件が多いの魅力です。

まとめ

以上、東京の家賃相場について、ランキングでご紹介いたしました。
ただ、同じエリアであっても、物件の間取りや築年数などによって、家賃は異なる場合もあります。

相場が高いエリアであっても、築年数が古い物件、駅から少し歩く物件などを選べば家賃を抑えることも可能となるのです。
反対に、相場が安いエリアであっても、新築物件、駅近物件などは、家賃が高くなる傾向があります。
東京で部屋を借りる際には、物件の情報や周辺の環境などもよくチェックして、相場価格と比較してみると良いでしょう。

 

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